「英語ができる」の目安とは?ビジネス英語は意外なレベル【TOEIC・英検】

「英語を活かせる仕事に就いてみたい」
「自分の英語力で仕事に通用するのか不安・・・」
「どのくらいのレベルがあれば“英語ができる”と言えるんだろう?」

 

英語のできる・できないの基準はとても曖昧です。

アメリカに数年間住んでいる人でも「自分はまだまだ英語ができない」と感じている人もいます。

興味のある求人に “英語力必須” や “英語ができる人優遇” と書かれていると、「自分の英語力で通用するのかなぁ・・・」と悩んだり。

 

今回は、“英語力必須”条件の面接に受かったことのある筆者が以下のテーマにそってお話します。

・日常会話レベル・ビジネスレベルの見分け方
・スピーキングが苦手でも“英語ができる”と言えるのか
・ビジネスレベルをTOEICスコアと英検の級で表すと

“英語ができる”と言われる一般的な基準を知っておくと面接でもアピールしやすくなりますので、ぜひご覧ください。

日常会話・ビジネスレベルの大きな違いは口調

英語のレベルを表すときによく使われる「日常会話レベル」や「ビジネスレベル」。

どのくらいできれば日常会話レベルで、どこからがビジネスレベルなのでしょうか?

スピーキング力やライティング力などで比較できる部分もありますが、日常会話とビジネスレベルの分かりやすい違いは口調です。

日常会話はカジュアルな口調

日常会話は、友人や家族など親しい間柄のなかで使えるカジュアルな口調です。

たとえ文法をめちゃくちゃに話したり、一歩間違えば失礼にあたりそうな言葉足らずな受け答えをしても、日常会話なら許される範囲といえます。

たまに「日常会話ほど難しい」という意見もありますが、ある意味ではその通りだと思います。

日常会話では話すテーマやボキャブラリーが無限にあり、聞いたことのない慣用句やスラングが頻繁に出てきます。

ネイティブ並みに日常会話をスラスラ理解して話せるようになるには、相当な努力が必要

ですが、日常会話はビジネスの場ほどマナーが堅苦しくなく許容範囲が広いので、レベル的にはビジネス英語より易しいといえます。

ビジネスレベルは丁寧で失礼のない口調

ビジネスレベルは、立場が上の人間や初対面の相手に使っても失礼ではない口調です。

取引先の偉い人に対して、友人に使うようなカジュアルな口調を使うわけにはいきませんよね。

また、ビジネスで英語を使うには、意思疎通がきちんと取れて英語のみで目的を果たせるかがひとつの指標になります。

考え方として、普段日本語でおこなっている仕事を英語でも出来るかどうか想像してみてください。

もちろん専門的な言葉や難しいビジネス用語などは分からないこともあります。

分からないことがあるのは日本語でも一緒ですので、最初から完璧である必要はないですよ。

みなと
みなと

カタカナのビジネス用語ややこしい。「バッファ=ゆとり」とか何なの。

自分のビジネス英語レベルを知りたい方は、無料でできる簡単な診断テストを見つけたので貼っておきますね!

1分でできるビジネス英語力診断(英会話・英会話教室のベルリッツ・ジャパン)

スピーキングが苦手でも「英語ができる」はOK!

TOEICは高得点だけど、実践で英語を話したことがない人は「英語ができる」と言っていいのでしょうか?

私の考えとしては、英語ができると言ってもちろんOKです!

なんなら私はTOEICも英検も持っていませんでしたが、面接で「英語ができる」と伝えて採用された経験があります。

職種によって、スピーキング・リスニング・ライティング・リーディングのどこに重点を置くかは異なります。

たとえば:グローバル人材の多い職場

スピーキング・リスニングを重視する可能性がある

→社内では英語でのコミュニケーションが必要になるから

たとえば:外資系の取引先が多い職場

ライティング・リーディングを重視する可能性がある
→社外の人物とのメール・書類でのやり取りに英語を使うから

なので、苦手な分野があるとしても英語で何ができるのかを明確に伝えれば「英語ができる」と言って問題ないと思います。

ビジネスレベルといえるTOEICスコアは?英検は何級?

リクルートエージェントやハタラクティブなどの大手転職サイトでは、履歴書に書いてもいい英語のレベルは以下のようになっています。

TOEICは600点以上が目安

TOEIC600点以上の英語レベル

参考:https://www.kandagaigo.ac.jp/kifl/contents/toeic-score

 

普段生活する分にはあまり不便はないけど、複雑な話や高度な意見などを述べるのはまだ難しいというレベルといえます。

TOEIC公式サイトでは、リスニング・リーディングのセクションごとに英語レベルを表しています。

TOEIC600点を各セクションの300点前後と考えると、更に細かいレベルイメージが分かりますので参考にしてみてください。

レベル別評価の一覧表(TOEIC公式サイト)

英検は2級以上が目安

英検2級の英語レベル

医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題されます。

海外留学、国内での入試優遇・単位認定など、コミュニケーション力が高く評価されます。

ビジネスシーンでも採用試験の履歴書などで英語力をアピールできます。

参考:https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/about/

 

英検2級は高校卒業~大学入試レベルとなっています。

TOEICと同様に、英語である程度のコミュニケーションは問題なくとれるが難易度の高い内容はまだ対応できない、といったイメージです。

まとめ:ひるまずに求人に応募してみよう

今回は、“英語ができる”という基準についてまとめました。

チェック

ビジネスレベルは丁寧な口調や、英語で目的達成できるかどうかが指標となります!

 

職種によって求められる英語のスキルは異なりますので、苦手な分野を心配するよりも「英語で何ができるか」という点を面接ではアピールしてみましょう!

 

また、TOEICや英検のスコアは履歴書に積極的に書くことをオススメします!

今持っている英語力はしっかりと企業側に伝えたうえで、他の強みも合わせてアピールできるとさらに印象は良くなりそうですね!

勇気をだして積極的に求人に応募してみてくださいね。

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